BioLite Campstove(バイオライト キャンプストーブ)は震災時の必需品


[テレビ東京 ワールドビジネスサテライト トレたま(2012/8/27)で紹介]

BioLite Campstove(バイオライト キャンプストーブ)という製品をご存知でしょうか?ボクはTVで取り上げられたのを見るまで全く知りませんでした。。

アメリカなどでは話題になった商品とのことなので、キャンプや登山が趣味のアンテナが高い方は知っているかもしれませんね。

まずはこの動画でこれがどんな製品なのかチェックしてください。

【トレたま】充電できる たき火台:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京
【トレたま】充電できる たき火台:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

製品名:BioLite Campstove(バイオライト キャンプストーブ)

公式サイト:BioLite – BioLite Stove

購入先:Amazonでバイオライト キャンプストーブを探す

自然とエレキは融合できるのか?

自然の反対はエレキ(人工)だった

自然とエレキ(工業製品)は長い歴史の中でずーっと対義語として扱われてきたと思います。「自然」の反対は「人工」だったんです。

クリーンなエネルギーを生み出すとして評価されてきた原子力発電も、結局はでまかせであったことが3.11で分かってしまいました。日本人は自らの人工物により取り返しの付かない自然破壊をしてしまったのです。

ほとんどの電化製品は電気がないと動きません、その電気を生み出すのはほとんどが化石燃料や原子力が生み出す電力が無いと何もできないのです。自然とエレキはやはり相反するものなのでしょうか?

そんな中で、最近はソーラー発電の力が見直され、先日「ウェンガー携帯ソーラーチャージャーで最高の節電の夏を」という記事で紹介したように、自然から電気を生み出す仕組みを、個人でも手軽に使える時代が来ていることが分かりました。

今回ご紹介するバイオライト キャンプストーブは、太陽ではなく、火の力によって電力を生み出すという製品です。

震災時にこそバイオライト キャンプストーブが必要!

BioLite Campstove(バイオライト キャンプストーブ)とは火の力で電気を起こせる携帯ストーブであるということがざっくり分かってきたところで、ここでもう一本動画を見て頂きたいです。製造メーカーのBioLite社のメイキング動画です、英語ですが絵を見てもらえれば大丈夫ですので。

1:00目くらいから、恐らくアフリカのケニア?でこのバイオライト社の火の熱で電気を生み出し、人々が生活しているシーンが出ていますよね。

ボクはこのシーンを見て、ある一つの出来事を思い出しました。その出来事とは、震災後の東北の避難所の様子です。東北の被害が深刻な地域では電力供給が完全にストップし、暖を取るために火をおこす、料理をするためにも火をおこすという生活になっていました。

日本でもひとたび大規模自然災害が起こったら、電力供給が行き届いていないアフリカのような、自然と火の生活に戻ってしまうということです。しかし、災害時だからこそ携帯電話のような生活に関わる情報を入手するための電子機器も同時に使って行かなければなりません。

つまり、震災時にこそ、このBioLite Stoveのような、火をおこすのに役立ち、さらに、情報端末の充電もまかなえる製品が必要なのではないでしょうか?

と、TVでこの製品が紹介されるのを見ながら思いふけってしまいました。

キャンプストーブとしても優秀な機能性

充電機能もあってうれしいのですが、この製品はキャンプストーブとしてもかなり秀逸です。

なんで普通に焚き火をするのでなく、キャンプストーブを使うかというと、料理に使えるような強い火力を生み出すため、そして、煙を出さないためです。

BioLite Campstove(バイオライト キャンプストーブ)で起こした火は渦を巻いている

火をおこして生まれた電力は、スマホの充電のためではなく、本来はストーブについたファン(扇風機)を回すためのもので、ファンを回すことで木の燃焼効率を高めて火力をアップします。

写真を見ていただくと分かると思いますが、ファンの力で炎が竜巻のようにうずを巻いて強く燃えているのが分かります。

そして何より、木を燃やしているのに煙が出ていません。燃焼効率が高くなり、かつファンで煙を飛ばしているからだと思いますが、料理をする場合に黙々と煙が出るとあまり美味しい気がしませんね。

このバイオライトストーブは1リットルの水をだいたい5分くらいで沸騰できる火力とのことです。その火力に必要なのは約50gほどの木の枝なんだとか。

キャンプでも、登山でも、もしもの災害時の避難場所での料理など火は欠かせませんのであると救われますね。

スマホを20分充電で、1時間の通話が可能な充電性能

そして火を燃焼させるファンを回す電力以上に発電された分は、USB端子から他の電子機器への充電に回すことができます。

電力供給は最大2W(電圧は5V)ほどで、スマホであれば20分のバイオライトストーブの充電で、1時間程度通話できる充電ができるとのことです。

非常時の充電手段としてはなかなか優秀ではないでしょうか。

BioLite Campstoveを安く手に入れるには?

ここまで書いてきてなんですが、この商品は現在日本では正規の取り扱いがありません。つまり、普通のお店では買えません。

日本の登山ブランドのmontbell(モンベル)が2013年3月より取り扱いを開始するとのことですが、まだまだ先で待てないというかたは、ネットで買うしか手段が無いと思います。

今考えられる購入先を表にまとめましたのご参考にどうぞ。

購入方法 値段 特徴 お店へのリンク
Amazon 21,000〜22,800円 値段がやや高めだが、確実にすぐ簡単に買える。(在庫少なめ) Amazonで探す
楽天 16,300円 2013年3月の入荷待ちで、現在買えない 楽天で探す
ヤフーオークション 12,000円〜17,000円 値段が流動的だが、わりと安い。出品を常にチェックが必要。 ヤフーオークションで探す
個人輸入 製品:129$(約10,320円)
送料:約3,000円
安く買えるが、個人輸入が必要。 購入先:BioLite社
転送サービス:malltail(モールテール)

※上記は2012年8月29日時点の情報

面倒を省くならAmazonで購入、安さならヤフオクか個人輸入

信頼出来るAmazonと楽天ですが、Amazonは価格がややお高め、かといって、もう一つの信頼どころ楽天はまだBioLite Campstoveの取り扱いは無し。2013年3月の予約しかできません。面倒が嫌だという方であれば、Amazonで買って問題無いと思います。

(9/5追記:Amazonがどんどん値下げしてもう20,350円(送料無料)になってました!もう選択肢Amazonも普通にありですね。在庫が1桁になってるのでお早めに!)

そのため、現実的な選択肢は、ヤフーオークションに出品されている新品のものを落札するか、あるいは最近は結構みんなやっている(コンタクトレンズなんてみんなシンガポールから買ってるらしいですよ。)個人輸入でアメリカBioLite社から直接購入するかの2択です。意外と慣れていない人には厄介な2つの購入方法が残りましたが、ヤフオクも個人輸入もやってみたら本当に簡単ですよ。

ヤフーオークションはオークションですから、価格にバラつきがでるのが厄介ですが、もし安めの価格で出品されていたら、落札してしまいましょう。

個人輸入は、米国にある海外転送サービスを使います。この海外転送サービスを使うと、米国内にボクらの仮の住所を作ってくれて、そこに送られてきた商品を日本のボクらの本当の住所に転送してくれます。

つまり、米国のどんなサイトで買い物をしても、発送先を米国内の転送サービスの仮住所にするだけで日本の自宅に届くという国境を無くす素晴らしい仕組みなのですね。海外サイトからの商品購入ができるようになると、世界が一気に広がりますので、ぜひみなさん勉強して見ることをおすすめします。

ちなみに個人輸入の海外転送サービスはmalltail(モールテール)
という業者がほんとにオススメです。

仲介手数料とかを一切取られないし、配送料金自体も他社より安いです。しかも、こんなに安いのに、配送はクロネコヤマトを使っているので信頼できます。

個人輸入についての説明記事も、今度機会があったら書いてみようと思います。

というわけで、先日の太陽光発電パネルに続き、自然の力で発電するシリーズをお届けしました。いつ起こるかわからない震災に備えて、今のうちから準備+練習してみてはいかがでしょうか。



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